邪道なテクニック(プレイヤー編)



 この記事は私がプレイヤーを行っている時行っている3つのテクニックについて解説したものです。まず最初に言っておきますが、これらのテクニックは邪道です。使えば面白いのは保証しますが、使いどころを間違えるとひどい目に会います。注意してください(どういうときに使うと大失敗をよぶのかはあえて書きません)。なお、マスター編についてはしばらく発表するつもりは有りません(そんな危険なものうかつに発表したらだれも僕のマスターでプレイヤーやってくれんようになってしまいます) 。

1、他のPCに動機を問いかける

 昔のゲームはみんなそうですが、何故ここにいるのかという裏づけが薄いPCいう存在がいます。特にSWなんかはそうで、なんでおまえらそんな無謀やねん?と言いたくなった事は1度や2度では有りません。実際のところGMがしんどいのも、プレイにリアリティがないのも、ほとんどの元凶はこの「裏づけの薄いPC」という存在のせいなのです。ではこの存在をプレイから放逐してしまえばゲームは面白くなる、というのはあたりまえですね。
 やりかたは簡単です。あなたのPCに他のPCに対してこう言わせるのです。
「なぜ、あなたはこの事件に関わっているのですか?」
 もちろん、答える力量のないプレイヤーというのはいます。しかしながら相手がちゃんと対応できる人間であった場合、PCの設定に目を向けずを得なくなり、自然とそれはゲームにいかされるのは間違いないでしょう。

2、答えようのない質問を問いかける

 1の亜流ですが、いわゆる魔術師・僧侶系のPCにこう問いかけるのです。
「教えてください。○○様。人は何故死ぬのでしょう?」
 別に「死ぬのでしょう?」の部分は、PCの設定について理解していなければ答えられない質問ならなんでもいいです。答えようがない質問を他のプレイヤーに与え、PCの深い表現をせざるをえないところにプレイヤーをたたき落とすのです。根性が有ればはいあがってきて、面白いロールプレイをしてくれるでしょう。

3、隙を見せる

 他のPCが口を挟まざるを得ない台詞、例えば「へっ、女だてらになにいきがってんだよ。」等の台詞で他のPCのロールプレイを無理矢理引きずりだすのです。

 さて、そろそろなぜこれらのテクニックが邪道なのかわかってきたんじゃあないですか?これらのテクニックはゲームマスターが頼りない時に、ゲームをプレイヤーサイドから引っ張りまわすためのテクニックなのです。