運命考察7 封印の破壊者



 今回の運命考察第7回も第6回と同じく「封印の破壊者」という運命を別の側面から眺めたヴァリエーションの提案です。
 封印の破壊者という運命はマスターから見るとかなり使いやすい運命で、私は構造型シナリオをくむ時(最近は滅多に構造型はやってないですが)よく利用しています。そこで、こんなに使い勝手がいいのならこの運命の逆も使いやすいに違いない、と考え以下のルールを考えました。
 一読していただければわかりますが、要は私の作った追加ルール「運命の流転」の「封印の破壊者」版です。またうちのサークル員の方に教えていただいたのですが、封印の強化と破壊の両方を行える、というのヴァリエーションもおもしろいということを指摘しておきます。

 このルールを使う場合「封印の統領サブラム」とPCとの関係が暗示されますが、実際にこの魔族とPCに関連を持たすかはマスター次第です。あえて明確化はしません。

※2005/12月情報 現在刊行が予定されている深淵の第2版では、封印の守護者の運命が掲載されるようです。 53−2 封印の守護者

<プレイヤー情報>
 このキャラクターは代々ある魔族の封印の監視を妖精騎士より命じられてきた家系の出身であり、寿命を1年ささげる事によりに封印の強度を1点あげることができます。封じられている魔族の伝承についてはすでに失われて久しく、このキャラクターは知りません。

<背景>
 魔族やその教団の陰謀にキャラクターを巻き込むための運命です。

<縁故>
魔族5

<導入>
1、 故郷の封印が破られて
2、 緑の猟犬につけ狙われる

<物語>
 ルードは昨日夢を見た。「扉」が破られる夢だ。
 故郷に何かあったに違いない。