堕ちた退魔師 ティレン・カーンバーグ
テンプレート:墜ちた退魔師
年齢:28才(推定寿命:50才)
出身階級:特殊
解説:優秀な退魔師であったが、それ故に魔族教団に恨みを買い、妻アイシャを魔族「死者たちの聴聞僧ケルトリン」の信者にさらわれてしまう。
妻を取り戻す事には成功したものの、すでに魔族の呪いを受け、忌まわしき吸血鬼に堕ちてしまっていた。
わずかに残った理性がアイシャにこう言わせる。
「お願い、私を殺して…」
しかし彼にはそれが出来なかった。「できないよ…」
それはどれほど残酷な言葉であったろうか?ティレンは、彼女に「魔物として生きよ」と言っているのだ。
「そう、それがあなたの望みなのね」、アイシャは少しだけ悲しげに微笑んで、彼の元を去った。再び魔の衝動に理性が失われるその前に。
それ以来ずっとスラムですさんだ生活をしている。
●能力値
体格 06/02
筋力 10/03
反応 13/04
知性 12/04
意思 09/03
社交 13/04
生命力 16 精神力 21
行動値 16/14 縁故 18
●防具
戦闘甲 吸収値2 ペナルティ0
部位:胴体
●技能
夢歩き 3言語(交易語1上代語1)
社交知識(犯罪1魔法1)地域知識2魔法知識3乗馬1生物知識(人間1)
●運命:[70]失踪 [78]傍観者の記憶
●縁故:妻(アイシャ)(5)
愛用の片手半剣(1) 護符(原蛇)(1)
●武器/戦闘技能
技能名 | 技+修=判定 | 効果 | 防御 | 硬度 |
回避 | 3+0=3 | − |
格闘 | 1+0=1 | 0打 | − |
忍び足 | 2+0=2 | | |
短剣 | 1+0=1 | 1 | 2 | 10 |
片手半剣 | 4+4=8 | 3 | 4 | 20 |
短弓 | 4+0=4 | 2/3 | 準備1 | |
(破魔矢・退魔族) | − | 4/5 | | |
●魔法
戦車:魔力3(刻印:髪に混じる赤髪)呪文:拘束の印(4) 封印(強度/5) 太陽の召喚(昼間4/夜間20) 破魔矢の作成(4)太陽の加護(レベル×レベル)
原蛇:魔力1(護符)呪文:深淵閉鎖(強度/5)
黒剣:魔力1(護符)呪文:治癒(2)
ティレンの夢歩き
黄の原蛇
希望?夢?
それはいったいなにを意味するというのか?
またか、また2年前の夢を見る
俺はもうすべてを捨てたはずなのに...
闇の司祭の教団の殲滅…もう何度も行なってきた仕事だった
「闇の洗礼を受けてしまった者はもう救えない、
ただその呪われし生から解き放ってやれるだけだ」
燃え落ちる教団のアジトを見ながら俺はいつものようにつぶやいていた
この炎の中で、生きた人間が燃えているのだ、という思い
魔物の被害者すらも共に燃やし尽くさねばならないこの苦々しさを追い払うためにも
一月後
あの日に滅ぼした教団の残党にさらわれたアイシャを救い出したとき
俺には呆然とすることしか出来なかった
あのいつもの言葉が脳裏に浮かぶ
「闇の洗礼を受けてしまった者はもう救えない、
ただその呪われし生から解き放ってやれるだけだ」
「お願い、私、私・・・殺して」
必死で残った理性でアイシャは俺にそう言った
俺は心の中でもう一度つぶやいた
「闇の洗礼を受けてしまった者はもう救えない、
ただその呪われし生から解き放ってやれるだけだ」
だけど、俺には剣を振るうことができなかった
俺には、出来なかった…
黄の原蛇
希望?夢?
それはいったいなにを意味するというのか?