雷光の退魔師 シャーリー・バーキン

テンプレート:稲妻の乗り手の使者
年齢:24才(推定寿命:50才)
出身階級:農民
解説:元々は一介の農夫であったが,探索の旅を続けていた退魔師エリオット・バーキンに郷里の村で出会い,恋に落ち、嫁いだ。
たまにしか家に戻らぬ夫のことを心配しつつも,それなりに幸せな生活を送っていたものの、それも長くは続かなかった。
「僕が奴らをひきつける,君は逃げろ」そう夫が言った時、なぜ私は逃げてしまったのか、と彼女は今でも自分を責める。
「ごめん、君を守る,と言ったのに…こんなことにまきこんでしまって」覚えている夫の最後の言葉はそれだった。
 夫の遺品である細剣を届けにきた青年から「彼の志を継ぐ気はありますか?」と問われたとき、彼女は思わず肯いた。夫が何と戦い,何を守ろうとしたのか?それを知ることでいつでも夫と一緒にいられる気がするから。

●能力値
体格  06/02
筋力  09/03
反応  10/02
知性  12/04
意志  09/03
社交  12/04
生命力 15    精神力 21
行動値 13/11 縁故  17
●防具
戦闘甲 吸収値2 ペナルティー0
部位:胴体
●技能
夢歩き3 言語(交易語)1 魔法知識2 地域知識2 生物知識(人間1) 乗馬1 家事一般1
  ●武器/戦闘技能
技能名技+修=判定効果防御硬度
回避3+0=3
格闘1+0=10打
短剣1+0=110
細剣4+7=114/569

●魔法
風虎:魔力3(刻印:灰色に変色した爪) 呪文:稲妻(効果値×2)飛翔(10分ごとに1)稲妻の乗り手エイキンの召還(13)探知(4)姿無き猟犬(8)
●所持金:銀貨100枚
●装備:戦闘甲、短剣、魔法の細剣
●縁故:亡夫(5)稲妻の乗り手エイキン(5) 魔法の細剣(5) ●運命:[78]傍観者の記憶(魔法の武器から転化)、[91-2]魔族の刻印(稲妻の乗り手エイキン)





シャーリーの夢歩き



紫の指輪
愛する者よ。
汝が死すとも、我が愛は永遠に変わらず。


待つのは慣れていた。
いつものことだから。
「あんなのうそに決まってる。
あの人が死んだなんて。」


夫の片身の細剣を持ち、あの男が私を訪れたのは、
夫の帰りを待ち続け、一年が経とうとしたころだった。

テーブルの上に細剣を置き
「あなたに、すまなかったと。そう伝えて欲しいと彼は言っていました。」
そう、言った。

その瞬間、 音が、
色が、
世界から消えた

うるさいなあ
わたしがこんなにかなしんでいるのに
どこのだれがさけんでいるのだろう
けもののように、さけんでいるのだろう

そう思い、よく聞くと、
泣き叫んでいるのは、自分だった。

しばらくしてから男は言った。
「思いに囚われすぎると、妖しに魅入られますよ。」
そして、私の手を握った。

「痛っ」
思わず自分の手を見ると、
爪が灰色に変色していた。
「それはあなたの心の傷。魔法の刻印。
あなたの夫が残したもの。
もしあなたが望むのなら、この細剣を手に取ればいい。
彼の志を、継げばいい。
僕の名はエイキン。
あなたの手助けが出来ると思う。」

あれから数年経った。
私は一人じゃない。
剣を持つと、なぜだか、そんな気がする。

紫の指輪
愛する者よ。
汝が死すとも、我が愛は永遠に変わらず。